隠し場所(カケス)

昨年10月下旬の出来事です。

公園を散策中に、カケスに出会いました。


今までに何度か見かけた事があったのですが、しっかりと撮影できたのは初めてでした。

頭部には白地に黒い縦斑があり、羽の一部(小雨覆)には青と黒の縞々模様があります。

普段は警戒心が強いためか、すぐに飛んで逃げてしまうのですが、この日は違いました。

あたりを用心深く見回しながら、何度も同じ場所を行き来しています。

咥えたドングリの隠し場所を探していたようです。

枯れた枝の中に隠し、丁寧に木の切れ端で蓋をしていました。

冬に備えて、食料を蓄えていたようです。

この時期、クマの出没が相次いでいました。

クマの出没の原因は諸説あるそうですが、山のクリやドングリの不作も原因の1つと言われています。

カケスも食料を求めて山を下りてきていたのかもしれません。


ドングリを隠した枝は、建物の2階ほどの高さにありました。

当地は積雪量が多いので、地面などの低い位置に貯蔵をしても取り出す事が困難であったでしょう。

食料の隠し場所もよく考えています。

カケスはカラスの仲間(カラス科カケス属)です。

確かに賢い鳥なのだと思いました。

その日ばかりの野鳥観察

新潟県中越地方のバードウォッチャー(3年目)です。 山あり海あり川ありの自然に恵まれた環境で、野鳥を観察しています。 出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。 【カメラ】 SONY α7 Ⅲ 【レンズ】 SEL200600G F5.6-6.3 G 【テレコンバーター】 SEL14TC