関白〇〇(ハシビロガモ)

前回に続き、瓢湖で出会ったカモの紹介です。


今回はハシビロガモ、名前の通りに嘴が広くて大きいカモです。

写真は中央が♂で、右が♀です。

大きい嘴を使い、水面のプランクトンや種子などをこしとって食べます。

水面採食と呼ぶそうですが、冷たい水に嘴を突っ込んで食べ続けている姿は、とても寒そうです。

私の勝手な印象ですが、ペチャペチャと音が鳴るので行儀が悪いと感じてしまいます。


♀は3歩下がって♂の後を付き従っているみたいでした。

このハシビロガモは亭主関白なのかもしれません。


白鳥おじさんが「おーい、おい!」と大声で呼び掛けています。

近くの水面には凄い数のハクチョウとカモが集まります。


喧騒の中、皆、必死に餌を求めています。

「ウォーリーを探せ」みたいですが、ハシビロガモ♂が何処にいるかわかりますか?

頭部が黒っぽくて分かりにくいですが、多分、真ん中の後向きのカモがそうです。


もともとカモの表情は読めませんが、眼つきが必死さを物語っているかのようです。

パン屑か籾米を食べているのでしょう。

気付けば♀は何処かに行ってしまいました。

上の写真に写っているのはオナガガモの♀(左)と♂(右)です。


亭主が置いていったのか、はたまたその逆か。

関白はすぐ失脚するのかもしれません(さだまさし風)。

その日ばかりの野鳥観察

新潟県中越地方のバードウォッチャー(3年目)です。 山あり海あり川ありの自然に恵まれた環境で、野鳥を観察しています。 出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。 【カメラ】 SONY α7 Ⅲ 【レンズ】 SEL200600G F5.6-6.3 G 【テレコンバーター】 SEL14TC