大きな毛玉(ホンドタヌキ)
2月中旬頃の早朝、場所は福島潟になります。
その日は福島潟⇒瓢湖⇒鳥屋野潟公園と、野鳥を訪ねて遠征しました。
天気は良かったのですが、合間に別の用事を済ませながらだったので、なかなかの強行軍です。
福島潟も、新潟県では有名な探鳥地です。
冬季はオオヒシクイやマガン、コハクチョウ等の他、オジロワシやオオワシも飛来するそうです。
なので。
大型の猛禽類を期待して福島潟を訪れたとしても、誰も責める事は出来ないでしょう・・・多分。
そして、期待に胸を膨らまし福島潟を訪れたとしても、必ず出会えるとは限りません・・・絶対。
結果は惨敗でした。
たった1回、それも2時間程で見つけようなんて、恐れ多い事だったのです。
天気の良すぎる朝は霧がかかってしまい、撮影条件も良くないようです。
顔を洗って出直そうと思います。
そんな福島潟でしたが、マガンの雁行飛行やタゲリ、チュウヒ、アオゲラ、ジョウビタキ♀等との出会いがありました。
1羽だけですが、遠方の木の枝にキレンジャク(ヒレンジャクかも)も見つけました。
大雪のため、久し振りに出会う野鳥達です。
写真が上手に撮れなくても構いません(←負け惜しみ)。
途中、雪の少ない水辺に大きな毛玉が落ちているのを双眼鏡で見つけました。
望遠レンズを向けると、2匹のホンドタヌキである事が分かりました。
朝霧の中でしたので、画像が不鮮明である事をお許し下さい。
ゆっくりとした動きで、のんびりと過ごしているようでした。
モフモフした冬毛が暖かそうです。
1匹は動かず、よく見ると体毛に霜が降りているように見えます。
片方が鼻を押し付けて揺すっていますが、起きる気配がありませんでした。
寒さや飢えで死んでしまったのかもしれません。
死んだパートナーの傍から離れる事が出来ない、という嫌な妄想が頭をよぎります。
あ、起きた。
どうやら、交代で睡眠をとっていたようでした。
良い天気でしたので、日向ぼっこをしていたのかもしれません。
一通りの野鳥観察を終えてその場を去る時まで、ずっと同じ場所に居ました。
福島潟の公式ホームページにもホンドタヌキの発見情報がありますが、このカップルの事かもしれません。
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