識別(ホオジロ)

バードウォッチングをしていると、徐々に野鳥の識別が出来るようになります。

一方で、野鳥を知る事でかえって混乱する場合もあります。

市内で撮影した2月中旬頃の写真です。


今までならホオジロ♀だとすぐに判断しますが、最近は迷いが生じてしまいます。

この場所は先日はオオジュリンを見かけ、昨年はカシラダカにも出会っています。

傍には葦原や林も存在しているので、環境的にも生息していてもおかしくはないです。


ホオジロ、オオジュリン、カシラダカは全て同じスズメ目ホオジロ科ホオジロ属の鳥になります。

特に冬羽の♀は、一見すると3種とも非常によく似ています。

識別には冠羽の有無、腹部の色や模様、尾羽の長さ等の特徴を覚えておく必要があります。

ただし、野鳥は全身を様々な角度から見せてくれるわけではありません。

観察中に全ての特徴を確認することが出来ない場合が多いです。

上の写真も腹部を確認したかったのですが、残念ながら正面を見ることなく飛び去ってしまいました。

この時は、1羽だけの出現でした。

オオジュリンやカシラダカは群れで過ごすことが多い印象です。

♂とペアでいてくれると判断もしやすかったのですが、最終的にホオジロ♀と断定しました。


過去の経験やその場の状況から推測することもあり、情報量が多くなる事でかえって混乱します。

未だに識別で迷うのは、カモメ類、カモ類、シギ類、ヒタキ類、ヨシキリ類、タカ類、・・・

挙げ始めたらキリがなくなりました。

終いには写真が話しかけてきます、「考えるな、感じろ」と。

その日ばかりの野鳥観察

新潟県中越地方のバードウォッチャー(3年目)です。 山あり海あり川ありの自然に恵まれた環境で、野鳥を観察しています。 出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。 【カメラ】 SONY α7 Ⅲ 【レンズ】 SEL200600G F5.6-6.3 G 【テレコンバーター】 SEL14TC