水探る(ミサゴ)

瓢湖は広く、野鳥を探しながらゆっくりと散策すると1時間はかかります。

湖上をトビが飛び回り、ミサゴも姿を現しました。

トビは茶色い翼下面に一対の白斑があり、ミサゴは体下面が白っぽくて顔に黒い横線が入ります。

トビの尾羽の先端は凹状にへこんでいるのが特徴ですが、それが分かり難い時もあります。


ミサゴ


トビ


カモの少なくなった瓢湖の上をゆったりと飛んでいました。

ミサゴは魚食性、トビは雑食性なので、カモ達も安心して休んでいるようです。


そんな瓢湖を後にして、鳥屋野潟公園にも立ち寄りました。

桜の咲く中、鳥屋野潟公園では子供連れの家族が思い思いに過ごしていました。

人々の喧騒のためか、野鳥の姿は少なかった印象です。

時間帯は昼になってしまいましたが、やはり野鳥散策は早朝が一番だと感じます。

農産物直売所で総菜パンを買い、公園で昼食にしました。


ボーッと鳥屋野潟を眺めていると、ここでもミサゴとトビが現れました。

と、ミサゴの飛び方が変化しました。

翼でブレーキをかけながら水面に降下し、水飛沫と共に再び舞い上がりました。

脚には大きな獲物を捕まえています。

狩りが成功したようです。

ミサゴの狩りの瞬間を初めて目撃しました。

カメラの準備は間に合わなかったので、双眼鏡でしっかり眺める事にしました。



そんなミサゴから獲物を横取りしようと、トビが猛然と追いかけます。

しかし、獲物を掴んでいても、ミサゴの方がスピードは速いようです。

無事、ミサゴは逃げおおせました。


暫く後に、ミサゴの逃げた先で魚の頭を咥えたハシブトガラスを見かけました。

もしかすると、先程のミサゴの食べ残しを失敬したのかもしれません。

その日ばかりの野鳥観察

新潟県中越地方のバードウォッチャー(3年目)です。 山あり海あり川ありの自然に恵まれた環境で、野鳥を観察しています。 出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。 【カメラ】 SONY α7 Ⅲ 【レンズ】 SEL200600G F5.6-6.3 G 【テレコンバーター】 SEL14TC