水無し(ヤマガラ)
4月10日の事です。
天気も良かったので、お昼から市内の自然公園に出かけました。
途中、立ち寄ったカフェでランチセットをテイクアウトし、公園で遅めの昼食です。
公園では桜がほぼ咲き終わりましたが、菜の花やタンポポなどの野草が鮮やかに開花していました。
楽器の演奏をしている若い人達(大学生?)がおり、家族連れが聴き入っていました。
密にならない程度に、公園はたくさんの人で賑わっていました。
こんな中で望遠レンズを装着したカメラを構えるのには抵抗があります。
他人の子供を撮っている(=不審者)と勘違いされてしまうのでは、と変な心配をしてしまうからです。
同じ理由で、夏場の浜辺に探鳥しに行くのも躊躇いがあります。
早々にその場を離れて、人気(ひとけ)がない山側の散策路に向かいました。
若葉が芽吹き始めた山は、まだまだ視界が開けています。
が、人気がないだけでなく、鳥気もないようです。
高台にある東屋で小休止をしていると、小鳥の声が近づいてきました。
ヤマガラです。
好奇心が旺盛なのか、意外に近くまでやって来てくれました。
近すぎて撮影できなかったので、荷物(カメラリュック)を置いて距離をとっての撮影です。
東屋の中や外を忙しく飛び回りまり、私のリュックにも飛び乗ります。
どうやらお目当ては、東屋の脇にある水道栓のようです。
しばらく前に、親子連れが飲水のために水道を使っていました。
水浴びのシーンが撮れるのではと期待しましたが、残念ながら水はいくらも残っていません。
ヤマガラは東屋の屋根から恨めし気に水道栓を見つめ、去って行きました。
私も恨めし気に水道栓を見つめ(?)、去る事にしました。
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