艶姿(キジ)
よく訪れる河川敷で、ノビタキを探している時の事です。
繁みの中からガサガサと音がしました。
ジッと動かずに覗いてみると、繁みの中に姿が見えました。
キジの番です。
今までにキジ♂を見かけた事はありましたが、キジ♀をまじまじと見たのは初めてです。
以前に、一度だけキジ♀の擬傷行動を目撃したことがありました。
その時は近距離でとても速く動くのため、カメラの動きが追いつきませんでした。
今回は、じっくりと2羽の逢瀬を眺める事が出来ました。
キジ♂は派手な模様の体部に加え、頭部にはハート型の赤い部分があります。
肉垂というそうですが、繁殖期になると特に大きくなるのだとか。
姿は見えなくても、「ドドドド」の母衣打ちや「ケーン、ケーン」の鳴き声を発します。
ただ、私としては「ケーン」よりも「コケー」というニワトリみたいな鳴き声の方がしっくりきます。
対して、キジ♀は地味な姿ですが、キジバトの由来ともなる羽根模様が美しいです。
顔をよく見ると、目の上だけアイリングのような明るい色が入っています。
まるでアイシャドーをしているみたいで、艶っぽい姿ですね。
キジは日本の国鳥です。
やはり、♂も♀も美しい鳥だと感じます。
ちなみに、ノビタキは見つける事が出来ませんでした。
残念ながらタイミングを逃してしまったのかもしれません。
~おまけ~
キジを見つけた上空で、ホバリングするミサゴに遭遇しました。
気持ち良く撮影出来ましたが、最近はミサゴをよく見かけるので、今回はおまけ扱いです。
野鳥散策をしているうちに、私の中で野鳥のランク付けが変化してしまったようです。
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