雌雄を決する(シロチドリ)
ゴールデンウィーク中、いつもの海岸に行きましたが、目新しい野鳥には出会えませんでした。
潮の満ち引きのタイミングが悪いのか、浅瀬や岩場が少ないのも影響しているのかもしれません。
イワツバメ、カルガモ、カワウなどを見かける事は出来ました。
ヒドリガモの番も1組だけ残っていました。
いつもと違う順路で散策してみる事にしました。
海辺まで、ほとんど何もない砂浜を歩いていた時の事です。
進行方向に動く物を見つけました。
枯れ葉などが風で動いたのかなと思っていたら、シロチドリでした。
頭頂が茶色く、額が黒色なので夏羽の♂だと思います。
胸にある黒い線が繋がっていない事が多いのですが、この個体は微妙に繋がっていました。
近付いても飛ばず、足早に走って逃げて行きます。
と、別の方角から鳴き声がします。
目を受けると、もう1羽いました。
こちらもシロチドリですが、全体的に褐色です。
額の黒色や胸の黒線が目立たないので、♂の冬羽か♀のどちらかだと思います。
多分、傍にいる夏羽の♂とは番の♀であろうと推測しました。
慣用句とは異なる意味で、「雌雄を決する」のが難しいです。
お互いに鳴き合いながら、同じ方向に逃げて行きます。
擬傷行動ではありませんでしたが、もしかすると近くで営巣するのかもしれません。
たまには普段と異なる場所や異なる順路で散策すると、新たな出会いや発見があるかもしれません。
~おまけ~
砂浜から帰る途中の芝生で、タンポポの種を貪っているカワラヒワを見つけました。
改めてみると、黄・茶・黒・緑(オリーブ)と多彩な色です。
この鳥も♂と♀では頭部に微妙な色の違いがあるそうなのですが、今のところ私には識別不能です。
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