家泥棒（ニュウナイスズメ）

先日に続き、戸隠森林植物園での事です。

散策中、林にある東屋の傍でニュウナイスズメの番を見かけました。

枯れ木にある巣穴を見つめながら、近くの木に止まっています。

真ん中にいるのが♂で、左奥に居るのは♀です。

ニュウナイスズメ♂は普通のスズメに比べると明るい茶色で、頬の黒斑（ニュウ）がありません。

♀は♂よりも色が薄いので、一緒に居ないと判別に迷います。

巣穴に卵か雛がいるのかと思いましたが、なかなか入ろうとしません。

餌を運んでいる様子もありません。

様子が変だなと思っていたら、その巣穴からコゲラの顔が見えました。

おそらく、コゲラの巣を奪おうとしているのでしょう。

図鑑によれば、ニュウナイスズメは自ら巣穴が掘れないため、他の鳥の巣穴を奪うそうです。

可愛い姿ですが、なかなかに逞しい鳥です。

この他にも、植物園内で時折見かける事が出来ました。

地元ではあまり見かけない鳥なので、嬉しくて眺めていました。

～おまけ～

散策中、ミソサザイの美しくも大きな囀りを何度も聞きました。

小川の小径（こみち）以外でも、様々な場所で囀ります。

比較的場所は特定しやすいのですが、小さいので撮影には苦労しました。