成功と失敗(クロサギ)
6月上旬の事です。
潮の引いた海岸で、逆光の中にクロサギを見つけました。
4月下旬にも同じ場所でクロサギに出会いました。
その時と同様に、歩き回って狩りをしていました。
岩場はムラサキイガイがビッシリと覆っています。
浅瀬にある海藻の中から、細長い魚(ギンポ?)を捕まえました。
ここには潮だまりが多く、日中はカニ類・ハゼ類・ギンポ類などを捕まえる子供達で賑わいます。
早朝の時間帯は、クロサギ等の野鳥がその場所を独占しています。
魚も必死に動いて抵抗しますが、クロサギは魚の頭を咥え、魚が弱るのを待っているようです。
下に落としましたが、陸地に移動しているため、魚は逃げられません。
この後、再び魚を捕らえ一気に飲み込みました。
飲み込んだ後は、必ず水で喉を潤しているように見えます。
食道から胃に獲物を流し込むためなのかもしれません。
クロサギに限らず、サギ類は狩りが上手いと思います。
そんなに時も経たないうちに、別の小魚を捕まえました。
陸地に移動して、飲み込もうとします。
再び魚を落としてしまいましたが、今回も岩場の上です。
しかし、前回と違い、打ち寄せた波に獲物をさらわれてしまいました。
この狩りは失敗です。
一連の経緯をみていたので、この横顔は寂しそうにも悔しそうにも見えます。
動きのある野鳥を観察するのは、とても楽しいです。
0コメント