猛禽3種(ハチクマ)
昨日、天気も良かったので市内の自然公園へ野鳥散策に行きました。
山では葉も繁り始めたため、野鳥を見つける事が難しくなってきています。
池や広場を中心に見回る事にしたところ、思わぬ出会いがありました。
前方の里山から、ヒヨドリくらいの小さな鳥に追われた猛禽類を見つけました。
巣の傍にでも近寄ってしまい、威嚇されているのでしょうか。
こちらに向かって来たため、急いでカメラを構えました。
おそらくは、ハチクマ(幼鳥?)です。
画像では分かり難いですが尾羽には2本の帯状斑があり、頭はトビに比べると小さくてスリムです。
虹彩の色で♂と♀を判別できるようですが、距離があるため黄色(♀)にも暗色(♂)にも見えます。
比較的近くで見る事が出来ましたが、識別に不安が残ります。
ヒヨドリに追われ、あっという間に林の中に消えてしまいました。
あれほどの体格差なのに、何故逃げるのか不思議でなりません。
幼鳥だからでしょうか。
しばらく後に、かなりの上空を旋回している別の猛禽類を見つけました。
先程と同じくハチクマかと思いましたが、どうも模様が違うようです。
目立つ顎線が1本確認できます。
顎線を持つ猛禽類は、ツミ・サシバ・ハチクマ・クマタカのいずれかです。
サシバかと思いましたが、胸は横斑ではなく縦斑が中心のように見えます。
サシバ幼鳥であれば特徴が一致しますが、翼指が7本あるように見えます。
野鳥図鑑では7本の翼指を持つのはクマタカとありました。
サシバの翼指は5本、ハチクマの翼指は6本です。
こんな場所にクマタカがいるとは思えません、・・・やはりサシバでしょうか。
撮った画像を見ながら頭を悩ましていると、今度は遠くに別の1羽を見つけました。
拡大してみると、白い体下面と白と黒の頭部を確認出来ました。
ミサゴです。
近くに川や池があるので、ミサゴは以前にも近所で見かけた事があります。
この日は、運よく猛禽3種に出会えました。
肉眼で見るとほとんど同じシルエットですが、とりあえず撮ってみると色々と分かります。
猛禽類の識別が的確に出来るように、知識と経験を積み上げていきたいです。
~お願い~
野鳥の識別に間違いがありましたら御指摘ください。
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