藪の中(コサメビタキ)

戸隠森林植物園での話が続きます。

コルリに出会いたくて、散策を続けていました。


ベテラン観察者さんに教えて頂いたポイントに着くと、コルリの囀りが聴こえます。

「ヒッヒッヒッヒッ、チュリリリリリリリリリリリリ」

藪の中に潜んでいるようですが、なかなか姿を現してくれません。

少し離れた所に留まり、姿を見せてくれるのをじっくりと待つことにしました。


何十分と経過しても、コルリの存在は耳で確認できるのみです。

藪の奥にいるはずですが、声が上方に響くため、木の枝に居るように思えます。


と、藪の中から木の枝に飛び出した影がありました。

期待を込めて、カメラを向けます。



コサメビタキでした。

目の先に白い部分があるのと、嘴の基部が黄色いのが特徴です。

園内では、コサメビタキの姿もよく見かけます。

コルリと違い、ほとんど囀りません。



園内でコサメビタキが子育てをしている姿も確認できました。

抱卵中かと思いましたが、巣の中の雛に餌を与えているシーンも見れました。


この日、残念ながらコルリの姿を確認する事は出来ませんでした。

囀りだけは何度もリピートして聴いたので、囀り特徴だけは覚える事が出来ました。

いつか再挑戦したいです。

その日ばかりの野鳥観察

新潟県中越地方のバードウォッチャー(3年目)です。 山あり海あり川ありの自然に恵まれた環境で、野鳥を観察しています。 出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。 【カメラ】 SONY α7 Ⅲ 【レンズ】 SEL200600G F5.6-6.3 G 【テレコンバーター】 SEL14TC