鳴き声の主(アオゲラ)

よく行く市内の公園では、季節の応じて様々な野鳥を観察することが出来ます。

しかし、中には鳴き声だけで、なかなか姿をお目にかかれない野鳥も存在します。

私にとってはアオバトやサンコウチョウがそうです。

過去に各々1回ずつ出会った事が、とても嬉しかったのを覚えています。


そんな公園での散策ですが、最近気になる鳴き声があります。

毎日、木の上の方から「ピョー、ピョー、ピョー」と3回鳴く野鳥がいるのです。

よく通る声なのである程度位置を特定できますが、頻繁に移動してしまうようです。

声の大きさから、ヒヨドリ以上の大きさだと推測していました。

私の持つ野鳥図鑑には野鳥の鳴き声の紹介もありますが、何を目安に探せばいいのか分かりませんでした。


ある朝、いつものように散策していると、久し振りにアオゲラ♂に出会いました。

下の画像では分かりにくいかもしれませんが、頭部の赤色が大きいのが♂の特徴です。

そのアオゲラ♂を撮影中に、あの「ピョー、ピョー、ピョー」と鳴く姿を確認できまました。

鳴き声の主、発見です。

鳴き声の後、遠くで別のアオゲラの鳴き声が聴こえたため、そちらに向かって飛び去ってしまいました。



後に野鳥図鑑で調べると、はっきりとアオゲラの鳴き声についての記述がありました。

「キョッキョッ」という地鳴きと、「ピョーピョー」という囀りを使い分けるそうです。

キツツキ類は「キョッキョッ」という鳴き声だけだと私は思い込んでいましたが、それは間違いでした。

今回の発見で、アオゲラの囀りを覚える事が出来ました。



同じ日に、その公園の別の場所で再びアオゲラに出会いました。

位置が悪くて頭部の赤色の大きさが分かりませんが、♀っぽい気がします。

この公園では通年アオゲラに出会うことが出来ますが、何処かで営巣しているのかもしれません。

その日ばかりの野鳥観察

新潟県中越地方のバードウォッチャー(3年目)です。 山あり海あり川ありの自然に恵まれた環境で、野鳥を観察しています。 出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。 【カメラ】 SONY α7 Ⅲ 【レンズ】 SEL200600G F5.6-6.3 G 【テレコンバーター】 SEL14TC