美人~を探しに(オオアカゲラ)
先週、5月14日の事です。
美人林に野鳥を探しに行きました。
美人林とは、新潟県十日町市にあるブナ林の事です。
ブナの木の立ち姿が美しい事から、美人林と名付けられたそうです。
美人林では野鳥観察も可能で、定期的に探鳥会も開かれています。
コロナ禍なので参加したことはありませんが、いつか挑戦したいです。
幸運に恵まれれば、アカショウビンやブッポウソウにも出会うことが出来るそうです。
残念ながら、そんな強運は持ち合わせていません。
それでも、キビタキの囀りやキツツキ類のドラミングを聴きながらの散策は楽しかったです。
と、すぐ傍で木をつつく音が聴こえました。
ゆっくりと音のする方を確認すると、割と低い位置にいるオオアカゲラを見つけました。
オオアカゲラは、アカゲラよりも一回り大きく、胸部から腹部にかけて縦斑があります。
アカゲラよりも嘴が長く、尾部下面の赤色が淡いのも特徴です。
この個体は頭頂部が赤いので♂です。
地元ではアカゲラやアオゲラを見かける事が出来ますが、オオアカゲラは見る事が出来ません。
山地林に生息するそうですが、過去には美人林や戸隠森林植物園で出会ったのみです。
このオオアカゲラは、大きな樹洞に体をスッポリと入れて餌を探しているようでした。
洞の上部にオオアカゲラが隠れています。
オオアカゲラは、アカゲラに比べて比較的低い場所で採餌しているのを目撃する事が多いです。
この個体は地面でも餌を探していました。
たくさん食べた後は、高い場所に移って・・・
周囲を気にしながら、プリッと排泄します。
しばらくすると、再び同じ場所に戻って食事をしていました。
餌が多いのか、樹がやわらかくて掘りやすいのかもしれません。
あまり人(私)を警戒するでもなく、食事に専念していました。
思ったよりも薄暗い林の中、鮮明な画像にはなりませんでしたが、十分楽しめました。
~おまけ~
先程のオオアカゲラ♂の傍で、上から落ちるように降りてきた鳥がいました。
少し小柄な、白と黒のツートンカラーのキツツキ類です。
この個体には、赤い部分が見当たりません。
サイズが小さく、飛び方や木の登り方があまり上手ではなかったので、幼鳥かと思いました。
しかし、アカゲラやオオアカゲラの幼鳥は、頭頂部が赤いはずです。
頭頂部に赤色部分がないのは♀の特徴です。
そのため、アカゲラかオオアカゲラの♀若鳥と考えました。
体下面にはうっすらと縦斑が確認できるので、オオアカゲラ♀若鳥でしょう。
撮影位置が悪いのか、尾部下面の赤色がほとんど確認できませんでした。
何となく、下半身を盗撮している変〇者の気分です。
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